正答2
解説
正解は2です。
慢性期の患者に看護師が働きかけて高めたい心理を問う問題です。
慢性期の患者には、長く続く療養を自分で管理していく力が求められます。
【選択肢別解説】
1:× アイデンティティの確立は、エリクソンが示した青年期の発達課題です。
慢性期の患者に特に期待する心理反応として挙げられるものではありません。
2:○ セルフ・エフィカシー(自己効力感)の向上が期待されます。
「自分ならできる」という見通しが高まると、服薬や食事管理などの自己管理行動が続きやすくなります。
3:× マタニティブルーズは産後数日から10日ごろにみられる一過性の抑うつ状態です。
慢性期の患者に期待する反応ではありません。
4:× アレキシサイミア(失感情症)は、自分の感情に気づいて言葉にすることが苦手な状態です。
心身症との関連が指摘され、望ましい反応ではありません。
【ポイント】
自己効力感はバンデューラが提唱した概念で、成功体験の積み重ねや周囲の励ましによって高まります。
慢性疾患の患者教育では、小さな目標の達成を一緒に確認することが自己効力感を育てます。