正答2
解説
正解は2です。
精神科病棟に入院中の患者の処遇(行動の制限や権利の保障)について、精神保健福祉法とそれに基づく厚生労働大臣の基準から考える問題です。
【選択肢別解説】
1:× 隔離は、患者の意思に関係なく、本人だけでは出られない部屋に入室させる行動制限です。
患者が自ら希望して閉鎖環境の部屋に入る場合は、隔離には該当しません。
この場合は、本人の意思による入室である旨の書面を得ておきます。
2:○ 任意入院は、本人の同意に基づく入院です。
そのため原則として開放処遇とし、本人が求めれば夜間を除いて病院の出入りが自由にできる処遇をします。
3:× 信書(手紙)の発信や受信は、制限してはならない行動制限として精神保健福祉法と厚生労働大臣の基準に定められています。
刃物や薬物などの異物が同封されていると判断される受信信書に限り、患者自身に開封させて異物を取り出したうえで渡すことができます。
4:× 面会は、原則として病院職員の立ち会いなしに行えるようにします。
患者や面会者が希望する場合や、医療・保護のため特に必要な場合に限り、職員が立ち会います。
【ポイント】
信書の発受、人権擁護に関わる行政機関の職員や弁護士との電話・面会は、どのような場合でも制限できません。
行動制限は必要最小限とし、患者の人権に配慮することが原則です。