気管内吸引について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 吸引圧は、30kPa(225mmHg)である。
b カテーテルを挿入する際には、折り曲げ、吸引力をなくす。
c 感染予防のため無菌操作で行う。
d 1回の吸引は、20~25秒で行う。
正答3
解説
正解は3です。
気管内吸引の安全な手順を問う問題です。
気管内は無菌の領域で、吸引は低酸素や粘膜損傷の危険を伴う処置です。
正しい記述はbとcです。
【記述別解説】
a:× 吸引圧30kPa(225mmHg)は高すぎます。
気管内吸引の吸引圧は、一般に20kPa(150mmHg)以下とされます。
吸引圧が高すぎると、気道の粘膜を傷つけたり、肺の虚脱を起こしたりします。
b:○ 正しい記述です。
カテーテルを折り曲げて吸引力をなくした状態で挿入すると、挿入中に粘膜が吸い付くのを防げます。
c:○ 正しい記述です。
気管内は無菌の領域なので、感染を防ぐため滅菌手袋などを使った無菌操作で行います。
d:× 1回の吸引は、20〜25秒ではなく10〜15秒以内で行います。
吸引中は空気も吸い出されるため、長く続けると低酸素状態になります。
【選択肢別解説】
1:× aが誤りのため、誤りです。
2:× aとdがともに誤りのため、誤りです。
3:○ bとcがともに正しいため、正解です。
4:× dが誤りのため、誤りです。
【ポイント】
吸引の前後には、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO₂)や顔色、呼吸音を確認します。
口腔・鼻腔の吸引と気管内の吸引では、清潔の扱いが異なることに注意しましょう。