正答3
解説
正解は3です。
グリセリン浣腸などの浣腸の目的と、安全な実施方法を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× バリウム浣腸は、排泄を促す目的ではなく大腸のX線検査のために行います。
造影剤のバリウムを肛門から注入して、大腸の形を写し出します。
2:× 浣腸実施時の体位は、右側臥位ではなく左側臥位が原則です。
左側臥位にすると、直腸からS状結腸、下行結腸への走行に沿って浣腸液が流れやすくなります。
3:○ カテーテル挿入時は、口呼吸を促します。
口で呼吸すると腹圧が抜けて肛門括約筋がゆるみ、カテーテルを挿入しやすくなります。
患者の苦痛も軽くなり、腸粘膜の損傷も防げます。
4:× 成人で3秒間に20mL程度の注入は速すぎます。
急速に注入すると腸が強く刺激され、腹痛や、浣腸液がすぐ出てしまう原因になります。
浣腸液はゆっくり時間をかけて注入します。
【ポイント】
立位での浣腸は、カテーテルが直腸壁に当たって穿孔を起こす危険があるため行いません。
浣腸液は直腸温よりやや高い40℃前後に温めて用います。