移動・移送の援助について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 車いすへの移乗の際は、ベッドに対して80~90度の角度に車いすを置く。
b 車いすで段差を上がるときは、ティッピングレバーを踏んで前輪を持ち上げる。
c 車いすでスロープを下るときは、患者が後ろ向きになるように進む。
d ストレッチャーでの移送は、原則として看護者1名で行う。
正答3
解説
正解は3です。
車いすとストレッチャーを使った移動・移送の安全な方法を問う問題です。
正しい記述はbとcです。
【記述別解説】
a:× 車いすは、ベッドに対して80〜90度ではなく、20〜30度程度の浅い角度で置きます。
角度が浅いほど、移乗のときに体を回す量が少なく、移動距離も短くなります。
片麻痺がある場合は、患者の健側に車いすを置きます。
b:○ 正しい記述です。
段差を上がるときは、ティッピングレバーを踏んで前輪を持ち上げ、前輪を段の上にのせます。
その後、後輪を段に押し当てながら持ち上げて段差を越えます。
c:○ 正しい記述です。
スロープを下るときは、車いすを後ろ向きにして、看護者が下側に立ってゆっくり進みます。
前向きで下ると、患者が前に滑り落ちたり、車いすが加速したりする危険があるためです。
d:× ストレッチャーでの移送は、原則として看護者1名ではなく2名以上で行います。
頭側と足側に1名ずつつき、患者の状態を観察しながら安全に移送します。
【選択肢別解説】
1:× aが誤りのため、誤りです。
2:× aとdがともに誤りのため、誤りです。
3:○ bとcがともに正しいため、正解です。
4:× dが誤りのため、誤りです。
【ポイント】
ストレッチャーは足側から進むのが原則で、坂道では頭側を高くします。
車いすへの移乗前には、必ずブレーキをかけ、フットサポートを上げておきます。