医療安全について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a インシデントとは、適切な処理が行われず、事故となってしまったことがらをいう。
b 事故の予防に重点をおく場合には、個人の責任追及よりも原因を究明し、その防止のための対策を立てることが重要である。
c SHELモデルは、インシデントやアクシデントの分析方法である。
d ヒューマンエラーは、個人の努力でゼロにすることができる。
正答3
解説
正解は3です。
インシデント、事故防止の考え方、SHELモデル、ヒューマンエラーなど医療安全の基本を問う問題です。
正しい記述はbとcです。
【記述別解説】
a:× 本記述は、インシデントではなくアクシデント(医療事故)の説明です。
インシデントは、誤りが患者に実施される前に気づいた場合や、実施されても実害がなかった事例を指します。
b:○ 正しい記述です。
事故の予防には、個人の責任を追及するより、原因を究明して再発防止の対策を立てることが重要です。
個人を責める風土では報告が減り、事故の芽を見つけられなくなります。
c:○ 正しい記述です。
SHELモデルは、インシデントやアクシデントの要因を分析する手法です。
ソフトウェア、ハードウェア、環境、人間(当事者と周囲の人)の関係から要因を探ります。
d:× ヒューマンエラーは、個人の努力でゼロにすることはできません。
人は誰でも間違えるという前提で、エラーが起きにくく、起きても事故につながらない仕組みをつくります。
【選択肢別解説】
1:× aが誤りのため、誤りです。
2:× aとdがともに誤りのため、誤りです。
3:○ bとcがともに正しいため、正解です。
4:× dが誤りのため、誤りです。
【ポイント】
インシデントは「ヒヤリ・ハット」とも呼ばれ、報告を集めて分析することが事故予防につながります。
SHELモデルに管理(Management)を加えたものをm-SHELモデルといいます。