終末期の看護について、正しい組合せを一つ選べ。
a 看護者の死生観を優先して援助を行う。
b 家族はケアの対象にならない。
c 麻薬性鎮痛薬使用時は呼吸抑制を観察する。
d 社会資源の活用や医療者間の連携を図る。
正答4
解説
正解は4です。
終末期にある患者と家族への看護の基本を問う問題です。
【記述別解説】
a:× 優先するものが誤りです。
終末期の援助では、看護者の死生観ではなく、患者本人の価値観や希望を尊重して援助を行います。
b:× 家族もケアの対象です。
家族は大切な人を失う悲しみを抱えるため、予期悲嘆や死別後の悲嘆へのケア(グリーフケア)を含めて支援します。
c:○ 正しい記述です。
モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬は呼吸中枢を抑制するため、呼吸数や呼吸の深さ、意識レベルを観察します。
d:○ 正しい記述です。
在宅療養の希望などに応えるため、訪問看護や介護保険サービスなどの社会資源を活用し、医療者間で連携を図ります。
【選択肢別解説】
1:× aとbはどちらも誤った記述です。
2:× aが誤りを含むため、組合せとして誤りです。
3:× bが誤りを含むため、組合せとして誤りです。
4:○ cとdはどちらも正しい記述なので、これが正しい組合せです。
【ポイント】
終末期の苦痛は、身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛からなる全人的苦痛としてとらえます。
麻薬性鎮痛薬の副作用は、便秘・悪心嘔吐・眠気・呼吸抑制です。