正答1
解説
正解は1です。
新生児の呼吸窮迫症候群〈RDS〉は、肺サーファクタントが不足して肺胞がつぶれやすくなり、呼吸障害を起こす病気です。
早産が最大のリスク因子ですが、母体の病気によってサーファクタントの産生が遅れることもあります。
【選択肢別解説】
1:○ 母体が糖尿病で高血糖になると、胎児も高血糖となりインスリンを多く分泌します。
高インスリン血症は肺サーファクタントの産生を抑えるため、RDSのリスクが高まります。
2:× 橋本病(慢性甲状腺炎)は、胎児・新生児の甲状腺機能に影響することがありますが、RDSのリスク因子ではありません。
3:× 気管支喘息は母体の呼吸器の病気で、胎児の肺サーファクタントの産生には影響しません。
4:× 重症筋無力症では、母体の抗体が胎盤を通過して一過性の新生児筋無力症を起こすことがあります。
RDSのリスク因子ではありません。
【ポイント】
糖尿病合併妊娠の児は、巨大児・新生児低血糖・RDS・多血症・低カルシウム血症を起こしやすいことを押さえます。