正答4
解説
正解は4です。
新生児の嘔吐や便の異常から、どこに病気があるかを考える問題です。
【選択肢別解説】
1:× 中腸軸捻転症は自然に軽快する病気ではありません。
腸がねじれて血流が途絶え、短時間で腸が壊死するため、緊急手術が必要です。
2:× ミルクアレルギー(新生児・乳児消化管アレルギー)では、嘔吐や下痢に加えて血便がみられることがあります。
3:× 臍ヘルニアが嵌頓することはまれで、多くは1〜2歳ごろまでに自然に治ります。
嵌頓のリスクが高いのは鼠径ヘルニアです。
4:○ 胆汁は十二指腸のVater乳頭から腸に分泌されます。
それより肛門側で腸が詰まると、胆汁を含む腸液が逆流し、緑色の胆汁性嘔吐になります。
【ポイント】
新生児の胆汁性(緑色)嘔吐は、腸回転異常症・中腸軸捻転症などの外科的疾患のサインであり、緊急の対応が必要です。
胆汁を含まない嘔吐であれば、Vater乳頭より口側(胃・幽門など)の通過障害を考えます。