正答1
解説
正解は1です。
ルテイン囊胞(莢膜黄体化囊胞)は、hCGの過剰な刺激で卵胞の莢膜細胞が黄体化し、卵巣が多数の囊胞状に腫れたものです。
胞状奇胎や多胎妊娠、排卵誘発による卵巣過剰刺激症候群などで、hCGが高くなったときにできます。
【選択肢別解説】
1:○ 原因となっているhCGが低下すると、囊胞は自然に縮小・消失することが多いです。
そのため、基本的には経過観察とします。
2:× 内容液に脂肪成分を含むのは、成熟囊胞性奇形腫(皮様囊腫)です。
ルテイン囊胞の内容液は透明な漿液性です。
3:× ルテイン囊胞は妊娠中期までに縮小することが多く、産道通過障害の原因になることはまれです。
4:× 診断は主に超音波検査で行い、MRI検査を必須とするものではありません。
両側の卵巣に多房性の囊胞を認めるのが特徴です。
【ポイント】
ルテイン囊胞は「hCGが高い状態でできて、hCGが下がれば消える」と覚えます。
胞状奇胎の治療後に囊胞が残る場合も、hCGの低下とともに消えていくのを確認します。