A さん(30 歳、初産婦)は妊娠 36 週。
A さんの夫から「血液を見るのがすごく苦手です。気分が悪くなります。妻は出産の立ち会いを希望していますが、自分はしたくない。仕事も忙しくて休めないし、父親になる実感がわかなくて。両親学級も参加できていないので育児も心配です。どうしたらいいですか」と相談を受けた。
このときの助産師の対応で適切なのはどれか。
出産への立ち会いを促す。 夫への育児指導を計画する。 育児休業を 1 年間取得するように勧める。 毎回妊婦健康診査に付き添うように伝える。 解答・解説を見る 正答 2
解説 正解は2です。
Aさんの夫は、血液が苦手で出産に立ち会いたくないこと、仕事が忙しいこと、父親になる実感がないこと、両親学級に参加できず育児が心配であることを相談しています。
夫の気持ちを尊重しながら、具体的に解決できる育児への不安に応えることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 夫は血液を見ると気分が悪くなるため立ち会いたくないと話しています。
立ち会いを促すと、夫の気持ちを否定することになります。
2:○ 両親学級に参加できなかったことが育児の心配につながっているため、夫に合わせた育児指導を計画します。
沐浴やおむつ交換などを実際に体験すると、父親になる実感も育ちます。
3:× 育児休業の取得期間は、夫婦の状況や希望によって決めるものです。
仕事が忙しいと話す夫に1年間の取得を勧めるのは、現実的ではありません。
4:× 仕事が忙しくて休めないと話す夫に、毎回の健診への付き添いを求めるのは負担が大きく、不安の解消にもつながりません。
【ポイント】
父親役割の獲得は、妊娠中から育児の具体的なイメージをもつことで促されます。
立ち会い出産は本人の意思を尊重し、立ち会わない形での関わり方も一緒に考えます。