正答2
解説
正解は2です。
妊娠に伴う呼吸器系の変化を、呼吸数と機能的残気量の組合せで問う問題です。
プロゲステロンが呼吸中枢を刺激し、増大した子宮が横隔膜を押し上げることがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× 機能的残気量は増加しません。
増大した子宮で横隔膜が挙上し、肺の容積が小さくなるためです。
2:○ プロゲステロンの呼吸中枢への刺激で分時換気量が増え、呼吸数もわずかに増加します。
一方、横隔膜の挙上によって機能的残気量は約20%低下します。
3:× 妊娠中に呼吸数が低下することはありません。
機能的残気量も増加ではなく低下します。
4:× 機能的残気量の低下は正しいですが、呼吸数は低下しません。
換気は亢進する方向に変化します。
【ポイント】
妊娠中は1回換気量と分時換気量が増加し、軽い呼吸性アルカローシスになります。
機能的残気量が少ないため、妊婦は無呼吸になると低酸素血症に陥りやすく、全身麻酔時に注意が必要です。