正答3
解説
正解は3です。
令和3年(2021年)の人口動態統計で、妊産婦死亡のうち直接産科的死亡の死因として最も多いものを問う問題です。
直接産科的死亡とは、妊娠・分娩・産褥の産科的合併症による死亡を指します。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠高血圧症候群などの高血圧性障害は、脳出血などを通じて妊産婦死亡の原因になります。
しかし令和3年の直接産科的死亡では最多ではありません。
2:× 前置胎盤や常位胎盤早期剝離は大出血を起こす重要な疾患です。
それでも令和3年の死因別では最多ではありません。
3:○ 令和3年の直接産科的死亡では、羊水塞栓症などの産科的塞栓症が最も多くなっています。
羊水塞栓症は突然の呼吸循環不全と播種性血管内凝固(DIC)を起こし、救命が難しい疾患です。
4:× 子宮外妊娠(異所性妊娠)は破裂による腹腔内出血で死亡することがあります。
しかし件数は多くありません。
5:× 分娩後出血(弛緩出血など)は妊産婦死亡の主要な原因の一つです。
それでも令和3年の統計では産科的塞栓症のほうが多くなっています。
【ポイント】
妊産婦死亡は、直接産科的死亡と、心疾患など既往疾患が妊娠で悪化した間接産科的死亡に分けられます。
統計の問題は年次によって順位が変わるので、問われている年を必ず確認します。