A さん(54 歳、女性、専業主婦)は夫と 2 人暮らしである。
趣味は読書で家事以外で家から出ることは少ない。
A さんが運動不足によってリスクが高くなる健康問題はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
54歳の専業主婦で、外出が少なく活動量の少ない生活を送っている女性です。
運動不足と直接結びつく健康問題は何かを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 1型糖尿病は、自己免疫などで膵臓のβ細胞が破壊されて起こります。
生活習慣が原因ではないため、運動不足でリスクは高まりません。
2:× 子宮内膜症はエストロゲン依存性の疾患で、性成熟期に多くみられます。
閉経期に近い年代であり、運動不足が発症の原因になるわけでもありません。
3:× 腹圧性尿失禁は、出産や加齢、閉経に伴う骨盤底筋群の脆弱化が主な原因です。
肥満は誘因になりますが、運動不足が直接のリスク因子とはいえません。
4:○ 運動不足はエネルギー消費を減らし、内臓脂肪の蓄積やインスリン抵抗性を招きます。
さらに閉経期のエストロゲン低下で脂質異常や内臓脂肪型肥満が起こりやすくなり、メタボリックシンドロームのリスクが高まります。
【ポイント】
メタボリックシンドロームは、腹囲(女性90cm以上)に加え、血圧・血糖・脂質のうち2つ以上の異常で診断します。
更年期以降の女性には、身体活動を増やす保健指導が重要です。