A 助産所では、妊婦健康診査で通院している妊婦のパートナーを対象に「パパクラス」を開催することになった。
内容を検討するため、事前に参加希望者に「パパクラス」への受講理由を確認した。
受講理由には「妻から沐浴して欲しいと言われているが、具体的な方法が分からない」、「赤ちゃんを触ったことがないので、お風呂で動かれた時にどうしたらよいか分からない」があった。
そこで、「パパクラス」は、参加者に沐浴を体験してもらうことを目的とした。
助産師が沐浴のデモンストレーションを行い、参加者に体験してもらうことを計画した。
参加者に沐浴体験前に実施してもらう育児技術で最も適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
参加者の受講理由には「赤ちゃんを触ったことがない」「お風呂で動かれたときにどうしたらよいか分からない」という声があります。
沐浴では、児の首と頭をしっかり支えて抱くことが基本であり、まず抱っこに慣れることが沐浴体験の準備になります。
【選択肢別解説】
1:× 着替えは沐浴後に行う育児技術です。
沐浴体験の前に最も必要な技術ではありません。
2:○ 抱っこが最も適切です。
首がすわっていない児の頭と首を支える抱き方は、沐浴で児を湯に入れ、支え続けるための基本の技術です。
赤ちゃんに触れた経験がない参加者の不安にも直接応えられます。
3:× 体温測定は沐浴の前に児の健康状態を確認するために行いますが、沐浴の技術の習得には直結しません。
4:× おむつ交換も大切な育児技術ですが、沐浴体験の前提となる技術ではありません。
【ポイント】
健康教育では、参加者の受講理由(学習ニーズ)に基づいて目標と内容を設定します。
技術の習得は、簡単なものから難しいものへ段階的に進めると効果的です。