正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
風疹HI抗体価が256倍以上と高値の場合、最近の風疹感染の可能性を否定できません。
妊娠中の初感染は先天性風疹症候群の原因になるため、感染の時期を調べる必要があります。
【選択肢別解説】
1:× アジスロマイシンは抗菌薬で、ウイルス感染症である風疹には効果がありません。
2:× 同居家族へのワクチン接種を勧めるのは、妊婦の抗体価が低い場合(16倍以下)の対応です。
本例は抗体価が高く、妊婦本人に免疫があるか最近感染した可能性を調べる段階です。
3:× 羊水検査で胎児の感染を確認するのは、母体の初感染が強く疑われた場合です。
現時点では母体の感染時期を確かめることが先です。
4:○ 風疹HI抗体価を再検査するのは正しいです。
2週間ほどあけて再検査し、抗体価が4倍以上上昇していれば最近の感染と判断できます。
5:○ 風疹IgM抗体価を検査するのは正しいです。
IgM抗体は感染の初期に上昇するため、陽性であれば最近の感染が疑われます。
【ポイント】
風疹抗体価が低い妊婦は妊娠中にワクチンを接種できないため、人混みを避け、産後早期に接種します。
IgM抗体は長く陽性が続くこともあるため、結果の判断には専門家への相談が必要です。