正答3
解説
正解は3です。
産褥期には胎盤の娩出によりエストロゲンとプロゲステロンが急激に低下し、プロラクチンとオキシトシンの作用で乳汁の産生と射出が進みます。
【選択肢別解説】
1:× 授乳婦では、GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)の分泌は亢進ではなく抑制されます。
高いプロラクチンがGnRHの分泌を抑えるため、授乳中は排卵や月経の再開が遅れます。
2:× オキシトシンは授乳開始から30分後ではなく、吸啜の直後から数分以内に上昇します。
乳頭への刺激が下垂体後葉からの分泌をすぐに促し、射乳反射を起こします。
3:○ 授乳回数が多いほど、プロラクチンの血中濃度は上昇します。
乳頭への吸啜刺激のたびにプロラクチンが分泌されるため、頻回の授乳が乳汁の産生を維持します。
4:× 新生児との接触で上昇するのは、プロゲステロンではなくオキシトシンです。
プロゲステロンは胎盤娩出後に急激に低下します。
5:× エストロゲンは乳汁産生を促進するのではなく、抑制します。
妊娠中は高いエストロゲンとプロゲステロンが乳汁分泌を抑えており、分娩後にそれらが低下して乳汁分泌が本格化します。
【ポイント】
プロラクチンは「乳汁をつくる」、オキシトシンは「乳汁を押し出す」ホルモンと区別して覚えます。
オキシトシンは子宮収縮も促すため、授乳中に後陣痛を感じることがあります。