正答4
解説
正解は4です。
うっ滞性乳腺炎は、乳汁が乳房内にたまって乳腺に炎症が起こる状態です。
乳汁のうっ滞を解消することが治療とケアの基本になります。
【選択肢別解説】
1:× 産後5日ころは生理的な乳房緊満が起こる時期です。
うっ滞性乳腺炎は授乳のリズムが乱れやすい退院後にも多く、産後5日ころに特に起こりやすいとはいえません。
2:× 乳房の張りが少ない方からではなく、張りが強い方や患側から授乳します。
児の吸啜は授乳の始めが最も強いため、うっ滞している側から飲ませるほうが乳汁を排出しやすいです。
3:× 乳房に疼痛があっても授乳の間隔はあけません。
間隔をあけると乳汁のうっ滞が悪化するため、むしろ頻回に授乳します。
4:○ うっ滞性乳腺炎になっても授乳は可能です。
授乳を続けて乳汁を排出することが、うっ滞を解消する最も効果的な方法です。
5:× 乳汁がたまっている場合も、自己マッサージをしてはいけないわけではありません。
乳汁の排出を促すため、強すぎない範囲で搾乳やマッサージを行います。
【ポイント】
うっ滞性乳腺炎が悪化して細菌感染を起こすと、化膿性乳腺炎になり、高熱や膿瘍形成を伴います。
授乳の姿勢や吸着を見直し、乳房全体から乳汁が排出されるよう支援します。