A さん(36 歳、 2 回経産婦)は産後 1 か月。
身長 160 cm、体重 53 kg で、非妊時に戻っている。
母乳のみで授乳している。
現在の A さんの平均摂取カロリー量は 2,000 kcal/日である。
授乳期に推奨される 1 日当たりの摂取カロリー量にするために、A さんが増量する必要があるカロリー量に近いのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、36歳女性(30〜49歳)の推定エネルギー必要量は、身体活動レベルⅡ(ふつう)で2,050kcal/日です。
授乳婦は、母乳分泌に必要なエネルギーとして350kcal/日を付加します。
【計算】
授乳期の推奨量=非授乳時の推定エネルギー必要量+授乳婦の付加量です。
2,050kcal+350kcal=2,400kcal/日です。
増量が必要な量=2,400kcal−現在の摂取量2,000kcal=400kcalです。
【選択肢別解説】
1:× 100kcalでは不足します。
授乳婦の付加量だけでも350kcalあり、推奨量に届きません。
2:× 200kcalでも不足します。
増量後は2,200kcalとなり、推奨量の2,400kcalに達しません。
3:○ 400kcalが最も近いです。
現在の2,000kcalに400kcalを加えると、授乳期の推奨量2,400kcalになります。
4:× 600kcalでは多すぎます。
増量後は2,600kcalとなり、推奨量を200kcal上回ります。
【ポイント】
妊婦の付加量は初期50kcal、中期250kcal、後期450kcal、授乳婦は350kcalです。
Aさんは体重が非妊時に戻っており、体重の減量を目的としない通常の付加量で考えます。