A ちゃん(女児)は在胎 32 週 0 日に経腟分娩で出生した。
弱々しく泣き、筋緊張は低下していた。
出生後 1 分の心拍数 120/分。
マスクバック換気を経て有効な換気ができ、NICU に入院した。
生後 4 時間、助産師は NICU に初めて面会に来た母親に対応した。
ディベロップメンタルケアの視点からの説明で適切なのはどれか。
2 つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
ディベロップメンタルケアは、早産児がNICUの環境から受けるストレスを減らし、子宮内に近い環境で発達を支えるケアです。
光や音の調整、姿勢の保持、家族の参加が柱になります。
【選択肢別解説】
1:× おむつ交換を看護師だけが行うと説明するのは適切ではありません。
ディベロップメンタルケアでは、児の状態に合わせて家族がケアに参加できるよう支援します。
2:○ タオルで児の周囲を囲い込むのは適切です。
ポジショニング(ネスティング)によって子宮内のような屈曲姿勢を保ち、安心感と姿勢の発達を支えます。
3:× 児に触れる際に医療用手袋の装着は必要ありません。
手指衛生を行えば素手で触れてよく、親子の肌の触れ合いは愛着形成を促します。
4:× 面会時に照明を明るくするのは適切ではありません。
強い光は早産児にストレスを与えるため、照明を落として光環境を調整します。
5:○ 児が目を開けているときにやさしく語りかけるのは適切です。
開眼して覚醒しているときは刺激を受け入れやすく、親子の相互作用を促すことができます。
【ポイント】
ディベロップメンタルケアには、カンガルーケア、ポジショニング、光や音の環境調整、ケアのまとめ実施などがあります。
家族を児のケアのパートナーと捉え、早期から関わりを支えることが重要です。