A さん(32 歳、 2 回経産婦)は妊娠 30 週 0 日。
妊婦健康診査を受診したところ、胎児心拍が確認できず、子宮内胎児死亡と診断された。
A さんは突然のことで驚き、戸惑っており、落ち着かない様子であった。
助産師の対応で優先度が高いのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
妊婦健康診査で突然、子宮内胎児死亡と診断され、Aさんは驚き戸惑って落ち着かない状態です。
危機の直後は、まず安心して感情を表出できる環境を整えることが最優先です。
【選択肢別解説】
1:× 分娩方法の説明は必要ですが、診断直後の動揺している時期には優先されません。
衝撃の強い時期に多くの情報を伝えても受け止めることが難しいためです。
2:× セルフヘルプグループの紹介は、悲嘆の過程が進んだ時期の支援です。
診断直後に紹介する段階ではありません。
3:× 亡くなった子に何をしたいかを尋ねるのは、分娩前後の時期に行う支援です。
動揺が強い今の段階では、本人が考えられる状態ではありません。
4:○ プライバシーが保てる個室へ案内することが最優先です。
外来の待合などではなく、周囲を気にせず泣いたり話したりできる場を確保することで、悲嘆の表出を支えます。
【ポイント】
子宮内胎児死亡の告知後は、静かな個室の確保と、パートナーや家族への連絡の調整を早期に行います。
その後、分娩方法の説明や児との対面の希望の確認へと段階的に進めます。