A さん(43 歳、初産婦、未婚)は産科外来を初めて受診し、妊娠 16 週 0 日と診断された。
妊婦健康診査の結果に異常はない。
「会社を経営していて忙しいです。自宅では 75 歳の母親の介護もしています。これからどうしたらよいのでしょうか」と話している。
このときの助産師の対応で優先度が高いのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
Aさんは43歳の未婚の初産婦で、妊娠16週で初めて受診しています。
会社経営と母親の介護を抱え、「これからどうしたらよいのでしょうか」と不安を口にしています。
まず本人が妊娠をどう受け止めているかを把握することが、支援の出発点になります。
【選択肢別解説】
1:× 受診が遅れた理由を最初に確認すると、責められていると感じさせるおそれがあります。
不安を表出している場面では、先に気持ちを受け止めることを優先します。
2:× 妊婦健康診査の頻度の説明は必要ですが、優先度は高くありません。
本人の受け止めや意向を確認しないまま情報提供をしても、行動につながりにくいためです。
3:× 胎児の発育の説明も、現時点で最優先ではありません。
妊娠継続の意思や感情の整理ができていない段階では、本人のニーズに合わない可能性があります。
4:○ 妊娠をどのように受け止めているかを確認することが最優先です。
高年齢、未婚、仕事と介護の負担という背景から、妊娠への思いや支援者の有無を把握することで、必要な支援を判断できます。
【ポイント】
不安を訴える妊婦には、情報提供より先に受け止めや思いを傾聴し、支援ニーズを明らかにします。
仕事と介護の両立の状況から、社会資源の活用も検討していきます。