正答1
解説
正解は1です。
前置胎盤は、胎盤の一部または全部が内子宮口を覆う状態で、警告出血と呼ばれる無痛性の性器出血が特徴です。
診断方法、合併症、管理の原則を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 前置胎盤は経腟超音波検査で診断します。
内子宮口と胎盤下縁の位置関係を正確に評価でき、慎重に行えば安全に実施できます。
2:× 前置胎盤の約半数が癒着胎盤を合併するわけではありません。
合併率は数%程度ですが、帝王切開の既往があると大きく上昇します。
3:× スクリーニングは妊娠後期ではなく、妊娠中期に行います。
妊娠中期に疑いを拾い上げ、妊娠31週末ころまでに診断を確定することが勧められています。
4:× 子宮収縮抑制薬は、子宮収縮の有無に関わらず投与するものではありません。
子宮収縮や出血がある場合に、出血の増悪を防ぐ目的で使用します。
【ポイント】
前置胎盤が疑われるときは、出血を誘発するおそれがあるため不用意な内診は行いません。
妊娠初期の低置胎盤は、子宮の増大とともに胎盤が上方へ移動して解消することがあります。