A 病院では無痛分娩を希望する妊娠中期の妊婦を対象に母親学級を開催することになった。
テーマは「無痛分娩の正しい理解と自分らしいお産に向けて」とした。
講義、演習、質疑応答で構成し、演習内容の 1 つはバースプランの作成に決まっている。
その他の演習内容で優先度が高いのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
無痛分娩を希望する妊婦向けの母親学級で、バースプラン作成以外に優先すべき演習内容を問う問題です。
硬膜外麻酔による無痛分娩では、痛みが和らぐ一方で、娩出に必要な「いきむ感覚」も弱くなることを踏まえて考えます。
【選択肢別解説】
1:× 妊婦体操は妊娠期の体調管理や分娩への準備として有用です。
しかし無痛分娩に特有の内容ではなく、このテーマでの優先度は高くありません。
2:× 産痛緩和法は、麻酔によって痛みを取り除く無痛分娩では必要性が相対的に低くなります。
麻酔開始前の対処として知っておく意味はありますが、優先度は「いきみの呼吸」より低いです。
3:○ 硬膜外麻酔中は努責感(いきみたい感覚)が弱くなり、分娩第2期が長くなりやすくなります。
陣痛に合わせて効果的にいきめるよう、いきみの呼吸を事前に練習しておくことが重要です。
4:× ベッド上排泄は、麻酔中は導尿で対応することが多く、事前の演習の必要性は低いです。
無痛分娩の理解を深めるテーマにも直接は結びつきません。
【ポイント】
無痛分娩では「痛みが軽くなる代わりに努責感が弱くなり、第2期が延長しやすい」ことが特徴です。
そのため、助産師の誘導に合わせたいきみ方の練習が自分らしいお産につながります。