正答2
解説
正解は2です。
胎盤の剝離徴候には、臍帯の動きや子宮の形の変化を見る方法があります。
正しい剝離徴候と、剝離していないことを示す所見を区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 恥骨結合の上を圧迫して臍帯が腟内に引き込まれるのは、胎盤がまだ剝離していないことを示します。
剝離していれば臍帯は引き込まれません(Küstner徴候)。
2:○ 腟口近くで臍帯を挟んだコッヘル(鉗子)が大きく下がってくるのは、剝離した胎盤が下降したためです(Ahlfeld徴候)。
3:× 暗赤色の血液の流出は剝離が始まったことを示すことがありますが、一定時間がたったことで剝離を判断する方法はありません。
4:× 胎盤が剝離すると、子宮底は臍高より上に上がり、細く硬くなって右に傾きます(Schröder徴候)。
臍高で軟らかく触れる状態は剝離徴候ではありません。
【ポイント】
主な剝離徴候は「Schröder徴候(子宮底の上昇と右への傾き)」「Küstner徴候(圧迫しても臍帯が引き込まれない)」「Ahlfeld徴候(臍帯の下降)」です。
剝離を確認する前に臍帯を強く引くと、子宮内反の原因になります。