正答1
解説
正解は1です。
ヒトパルボウイルスB19は伝染性紅斑(りんご病)の原因ウイルスです。
このウイルスが赤血球のもとになる細胞に感染することが、胎児への影響を理解する鍵です。
【選択肢別解説】
1:○ パルボウイルスB19は骨髄の赤芽球系前駆細胞に感染して破壊するため、胎児に高度の貧血を起こします。
貧血が進むと心不全から胎児水腫となり、胎児死亡に至ることもあります。
2:× 結膜炎は、クラミジアや淋菌の産道感染で新生児に起こる代表的な症状です。
3:× 心奇形を起こす代表的な母子感染は風疹(先天性風疹症候群)です。
4:× 水頭症は、トキソプラズマやサイトメガロウイルスの先天感染で起こることがあります。
5:× 内耳性難聴は、サイトメガロウイルスや風疹の先天感染で起こります。
【ポイント】
パルボウイルスB19の胎内感染は「貧血、胎児水腫」がキーワードです。
妊婦が感染しても奇形の原因にはなりにくいですが、胎児水腫に注意して超音波で経過を観察します。