A 地区の保健師は、住民同士が支え合う体制の構築を目指し、住民が定期的に交流できる企画を立案した。
初回の開催には住民 15 名が集まり、全員が初対面であった。
開始期であるこのグループに対する保健師の支援で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
住民15名が全員初対面で集まった、グループの開始期です。
開始期のメンバーは、互いをよく知らず、緊張や不安を抱えています。
この時期の保健師は、一人ひとりが安心して参加できる雰囲気をつくり、メンバーとの信頼関係を築く役割を担います。
【選択肢別解説】
1:× リーダーを決めるのは、開始期の支援として早すぎます。
メンバーどうしの関係ができていない段階では、互いをよく知らないまま役割を決めることになります。
2:× 参加者に進行を依頼するのも、開始期の支援として早すぎます。
グループが成熟し、メンバーが主体的に運営できるようになった段階で、徐々に任せていきます。
3:× 参加者間の衝突の有無の観察は、メンバーの意見がぶつかり合う時期(葛藤期)に重要になる支援です。
4:○ 一人ひとりを個別に捉え対応することが、開始期の支援として適切です。
保健師が各メンバーの思いや不安を受け止めることで、安心感が生まれ、参加の継続とメンバーどうしの交流につながります。
【ポイント】
グループの発達段階に応じて、保健師の関わりは「個別への対応」から「メンバーどうしの関係づくり」「運営の委譲」へと変わっていきます。