正答3
解説
正解は3です。
結核の接触者健康診断で潜在性結核感染症と診断され、服薬を始めた人への説明を問う問題です。
潜在性結核感染症とは、結核菌に感染しているが発病していない状態です。
将来の発病を防ぐために、イソニアジドなどの抗結核薬を6〜9か月程度服用します。
【選択肢別解説】
1:× BCG接種は必要ありません。
BCGは結核に感染していない人に行う予防接種であり、すでに感染している人に接種する意味はありません。
2:× 同居家族がN95マスクを着用する必要はありません。
潜在性結核感染症は発病していないため、他の人に結核菌を感染させることはありません。
3:○ 服薬治療の支援として服薬確認を行います。
潜在性結核感染症の治療も、結核の治療と同様に、直接服薬確認療法(DOTS)の対象です。
長期間の服薬を確実に完了することで、発病を防ぎ、耐性菌の出現も防げます。
4:× 発病を予防するための服薬は、公費負担制度の対象となります。
潜在性結核感染症の人は感染症法上「無症状病原体保有者」として扱われ、結核の医療と同じく公費負担の対象です。
【ポイント】
潜在性結核感染症は、医師の届出の対象であり、DOTSや公費負担の対象でもあります。
他の人に感染させないため、患者のような就業制限や入院勧告は行われません。