正答2
解説
正解は2です。
社会的公正の理念に基づく保健師活動を問う問題です。
社会的公正とは、健康を決める条件の不平等をなくし、すべての人が健康になる機会を公平に得られるようにする考え方です。
公衆衛生看護では、健康格差の縮小につながる活動として具体化されます。
【選択肢別解説】
1:× 住み慣れた地域で自分らしく暮らせるよう支援することは、地域包括ケアの理念や生活の質(QOL)の尊重に基づく活動です。
社会的公正の説明として最も適切なものではありません。
2:○ 重症化リスクの高い人の支援を優先させることは、社会的公正の理念に基づく活動です。
健康上の必要性が大きい人に資源を重点的に配分することで、健康格差を縮めることにつながります。
3:× セルフヘルプグループの育成支援は、当事者が互いに支え合い、力をつけていくエンパワメントの考え方に基づく活動です。
4:× 住民への説明責任を果たすことは、行政としてのアカウンタビリティに基づくものです。
社会的公正の理念を直接表す活動ではありません。
【ポイント】
社会的公正は「平等(同じものを配る)」ではなく、必要性に応じて支援を配分する「公正」の考え方です。
健康格差の縮小は、健康日本21(第二次)の目標にも位置づけられています。