A さん(15 歳、男子、中学 3 年生)はこれまで保健室に来室することがなかったが、今週に入り「お腹が痛い」「頭が痛い」と訴えて 2 回来室した。
来室すると養護教諭が促すまで教室に戻ることがない。
A さんが来室したときの養護教諭の対応で優先度が高いのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
A さんは、これまで保健室に来たことがなかったのに、今週に入って腹痛や頭痛を訴えて2回来室しています。
心理的な問題が背景にある可能性もありますが、まず身体疾患がないかを確認することが優先です。
【選択肢別解説】
1:× 症状や原因を確認しないまま早退を勧めるのは早計です。
背景にある問題を把握する機会を失うおそれもあります。
2:× 医療機関の受診は、問診や観察の結果、必要と判断した場合に勧めます。
最初の対応としては、まず症状を詳しく確認します。
3:○ 腹痛や頭痛の部位、程度、始まった時期、経過などを問診し、身体疾患の有無を判断します。
身体の訴えを受け止めることは、Aさんとの信頼関係づくりにもつながります。
4:× 利用時間の制限を説明すると、Aさんは保健室に来にくくなります。
来室の背景にある問題を把握できなくなるおそれがあります。
【ポイント】
身体の訴えの背景には、いじめや家庭の問題、心の不調などが隠れていることがあります。
養護教諭は、身体症状の確認と並行して、表情や様子、来室の時間帯などから心の健康問題のサインを観察します。