3 か月前に他部署から異動してきた新任管理者の A 課長から「部下の B さんの様子が気になっています。先月のストレスチェックの結果はどうだったでしょうか」 と保健師に連絡があった。
ラインによるケアを支援する保健師の対応で最も適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
ラインによるケアは、管理監督者が部下の「いつもと違う」様子に気づき、相談対応や職場環境の改善を行うことです。
保健師は、管理監督者がこの役割を果たせるよう支援します。
ストレスチェックの個人結果は、本人の同意なしに事業者へ提供できません。
【選択肢別解説】
1:× 面談を勧める前に、A課長がBさんのどんな様子を気にしているのかを把握する必要があります。
具体的な状況がわからないまま面談を勧めても、適切な支援につながりません。
2:○ A課長が気づいたBさんの職場での様子を詳しく聞くことは、ラインによるケアの支援になります。
課長の気づきを具体化し、対応の方向性を一緒に考えるための第一歩です。
3:× 集団分析結果は職場環境改善に用いるもので、Bさん個人の状況を相談している場面には合いません。
4:× 個人の結果は本人の同意があれば事業者に提供できますが、課長は結果を知る必要がある立場ではありません。
ラインによるケアの支援では、結果の開示よりも、課長が気づいた職場での様子を聞くことが優先です。
【ポイント】
労働安全衛生法により、ストレスチェックの個人結果を事業者に提供するには本人の同意が必要です。
メンタルヘルスの4つのケアは、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアです。