正答3
解説
正解は3です。
向老期は、おおむね40歳代後半から60歳代前半の、老年期へ移行する時期です。
女性では閉経に伴いエストロゲンが減少し、さまざまな健康課題が生じます。
【選択肢別解説】
1:× 子宮頸癌の罹患は20歳代後半から40歳代に多く、向老期に増加するわけではありません。
向老期に増加する婦人科のがんには子宮体癌などがあります。
2:× 更年期症状は、器質的変化ではなく卵巣機能の低下に伴うホルモンの変化によって起こります。
エストロゲンの急激な減少による自律神経の失調が主な原因です。
3:○ 加齢やエストロゲンの減少によって骨盤底筋群の収縮力が低下します。
その結果、咳やくしゃみで尿がもれる腹圧性尿失禁などの排尿障害が起こりやすくなります。
4:× 動脈硬化の原因は、プロゲステロンではなくエストロゲンの産生低下です。
エストロゲンには脂質代謝を改善し血管を保護する作用があり、減少するとLDLコレステロールが上昇します。
【ポイント】
閉経後のエストロゲン減少は、骨粗鬆症、脂質異常症、動脈硬化、骨盤底筋群の弱化につながります。
骨盤底筋体操は腹圧性尿失禁の予防・改善に有効で、保健指導でよく扱われます。