正答1
解説
正解は1です。
この問題は、賃貸住宅管理をとりまく政策と、管理のあり方についての考え方を問うものです。
【選択肢別解説】
1:○ 国土交通省の「賃貸住宅の計画的な維持管理及び性能向上の推進について」は、記述のとおりの内容です。
高経年建物の増加や居住者ニーズの多様化で、空室率上昇や家賃下落のおそれがあると指摘しています。
そのうえで、貸主が中長期的な視点で計画修繕などの投資判断を行う重要性を述べています。
2:× 借り手市場のエリアでは、入替えによる一時金収入や賃料引上げに期待する考え方は通用しにくくなっています。
重要なのは、既存の借主に長く住み続けてもらい、入居率と賃料収入を安定させることです。
3:× 借主は借地借家法で保護されていますが、それだけで足りるわけではありません。
借主を消費者と位置付け、消費者保護の観点から賃貸借関係を捉える必要があるとされています。
4:× 「不動産業ビジョン2030」が記述の役割を挙げたのは、不動産流通業ではなく管理業についてです。
資産価値の維持・向上、コミュニティ形成、高齢者見守り、エリアマネジメント推進は、管理業の役割とされています。
【ポイント】
賃貸住宅管理は、既存の借主の満足度を高めて長く住んでもらう方向へ重点が移っています。
借主は消費者契約法の「消費者」にも当たる点を意識しましょう。