ガイドラインの考え方を前提とした場合、原状回復に関する次の記述のうち、誤っているものはいくつあるか。
ア ハウスクリーニング費用は、借主が通常の清掃を実施していないために必要となった場合であっても、貸主の負担である。
イ 鍵交換費用は、借主が鍵を紛失した場合であっても、貸主の負担である。
ウ ペット飼育に伴う部屋の毀損を補修する費用は、無断飼育の場合を除き、貸主の負担である。
エ 借主の同居人による部屋の毀損を補修する費用は、借主自身に故意過失がない場合、貸主の負担である。
正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っている記述の数を選びます。
【記述別解説】の ○・× は、記述そのものが正しいか誤りかを表します。
ガイドラインでは、借主の故意・過失や善管注意義務違反による損耗の補修費用は借主の負担とされます。
【記述別解説】
ア:× ハウスクリーニング費用は、借主が通常の清掃をしていれば貸主負担です。
しかし、通常の清掃を実施していないために必要となった場合は借主負担となるので、記述は誤りです。
イ:× 入居者の入替えに伴う鍵交換は貸主負担です。
しかし、借主が鍵を紛失した場合の交換費用は借主負担となるので、記述は誤りです。
ウ:× ペット飼育による柱などのキズや臭いの補修費用は、無断飼育かどうかにかかわらず借主負担とされています。
飼育が認められていても、毀損を防ぐ注意を尽くすのは借主の責任だからです。
エ:× 同居人は、借主の履行補助者と同視されます。
同居人による毀損は、借主自身に故意過失がなくても借主の善管注意義務違反として借主負担となります。
ア〜エはすべて誤りなので、誤っているものは4つで、正解は4です。
【ポイント】
貸主負担は、経年変化と通常の使用による損耗です。
借主の不注意や同居人の行為による損耗は、借主負担と押さえましょう。