正答3
解説
正解は3です。
建物の給水設備の方式と、配管材料の特徴を問う問題です。
この問題は最も不適切なものを選ぶので、○ が答え(不適切な記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な記述なので、答えにはなりません。
直結増圧方式は、水道本管の水圧に増圧給水ポンプの圧力を加え、受水槽を介さずに各住戸へ給水する方式です。
ポンプが故障すると上階へ給水できなくなるため、定期的な点検が必要です。
2:× 適切な記述なので、答えにはなりません。
逆サイホン作用とは、給水管内が負圧になったときに、いったん吐水した水や汚水が給水管に吸い込まれる現象です。
これを防ぐため、吐水口空間の確保やバキュームブレーカーの設置が行われます。
3:○ 合成樹脂管でも温度変化に伴う伸縮への配慮が必要なので、不適切です。
合成樹脂管は、金属管に比べて熱による伸縮が大きい性質があります。
そのため、伸縮継手を設けるなど、配管の伸縮を吸収する対策が必要です。
4:× 適切な記述なので、答えにはなりません。
高置水槽方式は、受水槽に貯めた水をポンプで屋上の高置水槽に揚げ、重力で各住戸へ給水する方式です。
水槽に水が貯まっているため、断水時や停電時でも、貯水が残っている間は給水できます。
【ポイント】
水道直結方式は水槽がなく衛生的ですが、断水時には給水が止まります。
受水槽を使う方式は断水時にも一定時間給水できる一方、水槽の清掃などの衛生管理が必要です。