Aは、甲マンションの 202 号室を所有して居住しているが外国出張で不在にしており、Bは、その隣室である 203 号室を所有して居住しており在室していた。
この場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
なお、各記述におけるBの行為は、Aの意思や利益に明らかに反しないことを前提とする。
正答2
解説
肢1(正しい): 事務管理者は事務の性質に従い、最も本人の利益に適合する方法で管理を行わなければならない(民法697条1項)。
肢2(誤り): 事務管理者が本人のために有益な費用を支出したときは、本人に対しその「償還を請求できる」のであり、修理費用をBが最終的に負担しなければならないわけではない(民法702条1項)。
肢3(正しい): 事務管理を始めたことは、本人が既に知っている場合を除き、遅滞なく本人に通知しなければならない(民法699条)。
肢4(正しい): 本人の身体・財産等への急迫の危害を免れさせるための事務管理では、悪意・重過失がない限り損害賠償責任を負わない(民法698条)。
正解は肢2(支出した有益費用は本人に償還請求できるため)。