Aが所有する甲マンションの 201 号室を賃料月額 20 万円としてBに賃貸し、令和4年8月分の賃料をCがAに対して弁済しようとする場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
正答3
解説
肢1は正しい。
当事者が第三者の弁済を禁止又は制限する意思表示をしていたときは、その第三者が弁済について正当な利益を有していても、債権者は弁済を拒絶できる(民法474条4項)。
肢2も正しい。
弁済について正当な利益を有しない第三者は債務者の意思に反して弁済できないが、債務者の委託を受けたことを債権者が知っていれば拒絶できない(同法474条3項)。
肢3が誤り。
弁済について正当な利益を『有する』第三者は、債務者の意思に反しても弁済することができ、Aはその弁済を拒絶することができない(同法474条2項)。
肢4は正しい。
正当な利益を有しない第三者の弁済でも、それが債務者の意思に反することを債権者が知らなかったときは、その弁済を有効に受領できる(同法474条2項但書)。
正解は肢3。