甲マンションの 102 号室にAとBが同居し、AがBと同居したまま令和2 年7月1日に死亡した場合における次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
ただし、AにはBのほかに相続人がいるものとする。
正答1
解説
肢1は誤り(正解)。
配偶者居住権は、被相続人が相続開始時に居住建物を「配偶者以外の者」と共有していた場合には成立しないが、本肢の居住建物はAとBの共有であり配偶者以外の者との共有ではないから、Bは配偶者居住権を取得する(民法1028条1項)。
肢2は正しい。
配偶者居住権の取得には遺産分割で取得するとされたか、遺贈の目的とされたかのいずれかに該当する必要があり、いずれもなければBは取得しない。
肢3は正しい。
配偶者居住権の「配偶者」は法律上の配偶者に限られ、内縁の配偶者は取得できない。
肢4は正しい。
改正法の経過措置により、令和2年4月1日前にされた配偶者居住権の遺贈は無効とされるため、遺産分割によって取得するとされない限りBは配偶者居住権を取得しない。
正解は肢1。