Aが、Bに対し、令和2年8月 20 日に中古マンションを売却し、Bが引渡しを受けた後に当該マンションの天井に雨漏りが発見された場合におけるAの責任に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
ただし、 雨漏りにつきBの責めに帰すべき事由はなく、売買契約にAの責任についての特約はなかったものとする。
正答3
解説
肢1は誤り。
買主は損害賠償請求や契約の目的を達せられない場合の解除に加え、目的物の修補等の履行の追完(補修)請求もできる(民法562条1項)。
肢2は誤り。
買主が不適合を知った時から1年以内にすべきは「その旨の通知」であり、損害額とその根拠を示した請求まで行う必要はない(566条)。
肢3は正しい(正解)。
相当の期間を定めた履行催告後、期間内に履行がなければ契約を解除できるが、その不履行が契約及び取引上の社会通念に照らして軽微なときは解除できない(541条)。
裏を返せば軽微でなければ解除できる。
肢4は誤り。
代金減額請求は催告後に履行の追完がなければ足り、売主の帰責事由は要件とされていない(563条1項)。
正解は肢3。