Aが所有する甲マンションの 301 号室をBに対して賃貸し、CがBの委託を受けてBのAに対する賃借人の債務についてAとの間で書面によって保証契約を締結した場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
正答2
解説
肢1は正しい。
極度額に関する改正民法465条の2は令和2年4月1日以降に締結された保証契約に適用されるため、令和元年5月1日締結の本件契約には旧法が適用され、極度額の記載がなくても有効である。
肢2は誤り(正解)。
個人根保証契約について極度額を書面に定めなければ効力を生じないとする465条の2第2項は、保証人が「法人でない」個人である場合に適用される規定であり、Cが法人であれば適用対象外であるから、極度額の記載がなくても契約は有効であり「無効」とはならない。
肢3は正しい。
令和2年4月1日以降に締結された契約でCが法人でない場合、極度額を書面に記載しなければ個人根保証契約は効力を生じない(465条の2第2項)。
肢4は正しい。
委託を受けた保証人から請求があったときは、債権者は主たる債務の履行状況等の情報を遅滞なく提供しなければならない(458条の2)。
正解は肢2。