甲マンションの区分所有者Aが、管理組合(管理者B)に対し、管理費を滞納している場合における管理費債権の消滅時効に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。
正答2
解説
肢1は誤り。
裁判上の請求による時効の更新は、訴えが確定判決等によって権利が確定したときに生じるものであり、訴えが却下された場合は権利確定に至らず更新されない。
肢3は誤り。
破産手続に参加すること(破産債権の届出)は時効の完成猶予事由にあたり、届出をすれば完成は猶予される。
肢4も誤り。
催告(民法上の時効完成猶予事由)には内容証明郵便による必要はなく、通常の書面等による催告でも完成猶予の効力が生じる。
これに対し肢2は正しい。
判例上、時効完成後に債務者が時効完成の事実を知らずに債務の承認をした場合でも、信義則上その後に完成した消滅時効を援用することは許されないとされている。
正解は肢2。