K 社では、社員の多くが食塩を過剰に摂取しており、健康への関心が薄い。
そこで、社員食堂で減塩を目指し、ナッジを活用した取組を実施することにした。
効果が見込める取組内容として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
ナッジとは、選択の自由を残したまま、選択肢の示し方や環境を工夫して望ましい行動へ自然に導く手法です。
健康への関心が薄い人には、健康情報を伝えるよりも、意識せずに選びたくなる仕掛けが有効です。
【選択肢別解説】
1:× 社員の食塩摂取状況を表示するのは、情報提供による働きかけです。
健康への関心が薄い人は情報に注意を向けにくいため、行動変容の効果は限られます。
2:× 食塩相当量の掲示も、情報を読んで判断してもらう働きかけです。
数値を見て比較するには関心と手間が必要であり、関心の薄い集団では効果が見込みにくいです。
3:× 食塩の多いメニューを提供しないことは、選択肢そのものをなくす規制的な方法です。
ナッジは選択の自由を保ったまま行動を促すものなので、この取組はナッジにはあたりません。
4:○ 減塩を前面に出さず、魅力的な名称で減塩メニューを選びたくなるように工夫しています。
「魅力的にする(Attractive)」というナッジの要素を活用しています。
健康への関心が薄い人でも、自然に減塩メニューを選ぶことが期待できます。
【ポイント】
ナッジの代表的な枠組みとして、EAST(Easy:簡単に、Attractive:魅力的に、Social:社会的に、Timely:タイムリーに)があります。
健康無関心層には「健康のため」と強調しないアプローチが有効とされます。