日本人の食事摂取基準(2020年版 )における授乳婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)の求め方である。
妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)を A 、母乳のエネルギー量(kcal/日)を B 、体重減少分のエネルギー量(kcal/日)を C とした算出式として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
A A+B A+C A+B+C A+B-C 購入状況を確認しています… 正答 5
解説 正解は5です。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、授乳婦の推定エネルギー必要量を「妊娠前の推定エネルギー必要量+授乳婦のエネルギー付加量」として求めます。
付加量は、母乳として出ていくエネルギー量から、産後の体重減少で体脂肪などから供給されるエネルギー量を差し引いて求めます。
【計算】
授乳婦のエネルギー付加量=母乳のエネルギー量(B)-体重減少分のエネルギー量(C)
授乳婦の推定エネルギー必要量=妊娠前の推定エネルギー必要量(A)+付加量
=A+B-C
【選択肢別解説】
1:× Aだけでは、母乳の分泌に使われるエネルギーが反映されないため誤りです。
2:× A+Bでは、体重減少で体から供給されるエネルギーが差し引かれていないため誤りです。
3:× A+Cでは、体重減少分を加えており、母乳のエネルギー量も含まれていないため誤りです。
4:× A+B+Cでは、体重減少分を差し引くのではなく加えているため誤りです。
体重減少分は、食事以外から得られるエネルギーなので差し引きます。
5:○ A+B-Cが正しい式です。
母乳として失うエネルギーを加え、体重減少分として体から得られるエネルギーを差し引きます。
【ポイント】
2020年版の授乳婦のエネルギー付加量は350 kcal/日です。
妊婦の付加量は、初期50 kcal/日、中期250 kcal/日、後期450 kcal/日です。