正答5
解説
正解は5です。
妊娠中は、胎児の発育と分娩・授乳に備えて、母体の循環・代謝・内分泌が大きく変化します。
【選択肢別解説】
1:× 循環血液量は、減少するのではなく増加します。
妊娠後期には妊娠前より約40〜50%増えます。
2:× 基礎代謝は、低下するのではなく上昇します。
胎児や胎盤の発育、母体の組織の増加でエネルギー消費が増えるためです。
3:× たんぱく質の同化は、抑制されるのではなく促進されます。
胎児や胎盤、子宮・乳房などの組織を作るためです。
4:× 血清総コレステロール値は、低下するのではなく上昇します。
胎盤でのホルモン合成などに使われるためです。
5:○ インスリン感受性は低下します。
胎盤から分泌されるヒト胎盤性ラクトーゲンなどのホルモンがインスリンの働きを弱めるためで、妊娠後期ほど強くなります。
【ポイント】
循環血液量の増加に比べて赤血球の増加が少ないため、血液が薄まり、ヘモグロビン濃度は低下しやすくなります。
インスリン感受性の低下は、妊娠糖尿病が起こる背景になります。