正答3
解説
トランスフェリンは血清中の鉄輸送たんぱく質であり、腸管吸収・貯蔵鉄動員・骨髄への鉄供給に関与する重要な輸送体である。
鉄の腸管吸収は体内鉄貯蔵量(フェリチン・ヘモグロビン量)により調節され、貯蔵量が多いと吸収が抑制される(フェロポルチン・ヘプシジン調節)。
非ヘム鉄はFe3+(三価鉄)として食品中に存在するが、腸管での吸収はFe2+(二価鉄)の形で行われる(デュオデナルサイトクロームBにより還元後吸収)。
貯蔵鉄はフェリチンやヘモジデリンとして主に肝臓・脾臓・骨髄に蓄えられ、ヘモグロビンは機能鉄である。
赤血球破壊で遊離した鉄はマクロファージで回収されトランスフェリンと結合して骨髄に再利用される(鉄の再利用率は非常に高い)。