なす 200 g から先端とへたを取り除き(廃棄率 10%)、なす重量の5% のなたね油を用いて油いためを作った。
表は、可食部 100 g 当たりのエネルギー値および調理による重量変化率である。
この油いためのエネルギー量(kcal)として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
表 可食部 100 g 当たりのエネルギー値および調理による重量変化率
なす(果実・生):エネルギー 18 kcal、重量変化率 -
なす(果実・油いため):エネルギー 73 kcal、重量変化率 76%
なたね油:エネルギー 887 kcal、重量変化率 -
(日本食品標準成分表 2020 年版(八訂)からの抜粋)
正答1
解説
正解は1です。
廃棄率と重量変化率を使い、成分表の「油いため」の値からエネルギー量を求める計算問題です。
成分表の調理後食品の値(なす・油いため 73 kcal/100 g)には、調理に使った油の分がすでに含まれています。
【計算】
可食部重量=200 g×(1-0.10)=180 g
油いため後の重量=180 g×76/100=136.8 g
エネルギー量=136.8 g×73 kcal/100 g
≒99.9 kcal≒100 kcal
【選択肢別解説】
1:○ 油いため後の重量136.8 gに、油いための100 g当たりのエネルギー73 kcalを掛けると約100 kcalとなり、正しい値です。
2:× 105 kcalは、計算値の約100 kcalと一致しません。
3:× 112 kcalは、生のなす180 g(約32 kcal)に、なたね油9 g(約80 kcal)を足した値です。
成分表の油いための値には吸着した油がすでに含まれているため、この方法は使いません。
4:× 131 kcalは、可食部180 gに油いための73 kcal/100 gをそのまま掛けた値です。
調理による重量変化(76%)を反映していないため誤りです。
5:× 180 kcalは、計算値の約100 kcalより大幅に多く、誤りです。
【ポイント】
調理後の成分値を使うときは、「生の可食部重量×重量変化率」で調理後の重量を出し、調理後の100 g当たりの値を掛けます。
八訂の油いためなどの値は、実際に吸着した油を含んだ値です。