正答3
解説
正解は3です。
細菌性食中毒とウイルス性食中毒について、潜伏期間・病原体の性質・症状・感染経路を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× カンピロバクターによる食中毒の潜伏期間は、12時間程度ではなく2〜7日程度と長いです。
2:× 腸管出血性大腸菌は、芽胞を形成しません。
芽胞を形成するのは、ウエルシュ菌・セレウス菌・ボツリヌス菌などです。
3:○ 黄色ブドウ球菌の毒素(エンテロトキシン)は、煮沸しても無毒化されません。
熱に強いため、食品中で一度毒素ができると、加熱しても中毒を防げません。
4:× リステリア属菌による食中毒の主症状は、神経麻痺ではなく発熱や筋肉痛などです。
重症化すると髄膜炎や敗血症を起こし、妊婦では流産の原因にもなります。
神経麻痺が主症状なのはボツリヌス食中毒です。
5:× ノロウイルスは、ヒトを介した二次感染を起こします。
患者の便や吐物に含まれるウイルスが、手指や環境を介して口に入るためです。
【ポイント】
黄色ブドウ球菌食中毒は毒素型で、潜伏期間が約3時間と短く、激しい嘔吐が特徴です。
予防の基本は、手指に傷のある人が食品を直接扱わないことです。