食品の機能性成分には、消化管内で作用する機能(消化管内)と、吸収後に標的組織で作用する機能(標的組織)とがある。
食品成分の三次機能と作用する場所の組合せとして、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
食品の三次機能(生体調節機能)を、消化管内で働くものと、吸収されて標的組織で働くものに分ける問題です。
【選択肢別解説】
1:× サーデンペプチドによる血圧降下は、消化管内ではなく標的組織での作用です。
吸収されたペプチドがアンジオテンシン変換酵素を阻害して血圧を下げるためです。
2:× 大豆イソフラボンによる骨の健康維持は、消化管内ではなく標的組織での作用です。
吸収されたイソフラボンが骨でエストロゲンに似た働きをするためです。
3:× 難消化性デキストリンによる血糖値上昇の抑制は、標的組織ではなく消化管内での作用です。
消化管内で糖の吸収を緩やかにするためです。
4:○ EPA(エイコサペンタエン酸)による血中中性脂肪の減少は、標的組織での作用です。
吸収されたEPAが肝臓で中性脂肪の合成を抑えるためです。
5:× CPP(カゼインホスホペプチド)によるカルシウムの吸収促進は、標的組織ではなく消化管内での作用です。
腸管内でカルシウムが不溶性の塩になるのを防ぎ、吸収されやすくするためです。
【ポイント】
食物繊維・オリゴ糖・CPPなどは消化管内で働き、ペプチドの降圧作用やイソフラボン・EPAなどは吸収後に標的組織で働きます。