残差法により総エネルギー調整ビタミン C 摂取量を求めるため、集団におけるビタミン C 摂取量と総エネルギー摂取量から回帰直線を作成した(図)。
A 〜 E さんのうち、総エネルギー調整ビタミン C 摂取量が最も多い者である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
残差法では、栄養素摂取量を総エネルギー摂取量で回帰し、回帰直線からの残差(実測値と予測値の差)を求めます。
残差に集団の平均値を加えたものが総エネルギー調整摂取量なので、回帰直線より上方に大きく離れている人ほど値が大きくなります。
【図の読み取り】
回帰直線(点線)は、集団の平均(1,700 kcal、70 mg)付近を通り、右上がりになっています。
B さんは約1,300 kcal、約68 mg で、この摂取量に対応する回帰直線上の値(約45〜50 mg)を大きく上回っています。
C さんは約1,800 kcal、約85 mg で、回帰直線をやや上回る程度です。
A さんと D さんは回帰直線より下にあり、残差は負です。
E さんは回帰直線のほぼ上にあり、残差はほぼ0です。
【選択肢別解説】
1:× A さんは回帰直線より下にあり、残差は負です。
総エネルギー調整ビタミンC摂取量は集団平均より少なくなります。
2:○ B さんは、エネルギー摂取量の割にビタミンC摂取量が多く、回帰直線より上方に最も大きく離れています。
正の残差が最大なので、総エネルギー調整ビタミンC摂取量が最も多い人です。
3:× C さんは回帰直線より上にありますが、離れている距離は B さんより小さいです。
実測値は B さんより多いものの、調整後の値は B さんより少なくなります。
4:× D さんは回帰直線より下にあり、残差は負です。
調整後の値は集団平均より少なくなります。
5:× E さんは実測値が最も多い部類ですが、回帰直線のほぼ上にあり、残差はほぼ0です。
エネルギー摂取量が多いことで説明できる量なので、調整後の値は集団平均程度です。
【ポイント】
残差法は、エネルギー摂取量の多い少ないの影響を除いて栄養素摂取量を比較する方法です。
実測値の大小ではなく、回帰直線からの縦方向の距離で判断します。