K 市の地図である(図)。
A 地区は、学生を中心とした若い世代の一人暮らし世帯が多く、中食・外食の利用頻度が高く、野菜摂取量が少ない。
B 地区は、野菜の生産が盛んである。
K 市における、A 地区の若い世代の野菜摂取量増加に向けた、食物へのアクセスと情報へのアクセスを統合させた効果的な取組に関する記述である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
A 地区内のスーパーマーケットやコンビニエンスストアの店内に、野菜摂取量の増加を推奨するポスターを掲示する。 A 地区の駅構内の特設コーナーにおいて、B 地区の生産者組合と協働して、 地元野菜の直売所を開設し販売するとともに、 1日当たりの野菜摂取量の目標として 350 g の野菜の実物展示を行う。 A 地区において、各大学食堂や外食店と協働して、月替わりで、B 地区産の野菜たっぷりメニューの提供と、野菜料理の簡単レシピ集の配布を行う。 A 地区の七夕祭りにおいて、B 地区の生産者組合と協働して、栄養バランスのとれた食生活に関する講話と地元野菜の無料配布会を行う。 購入状況を確認しています… 正答 3
解説 正解は3です。
図ではA地区に大学が3校あり、その北側に野菜の産地であるB地区があります。
鉄道の駅はA地区の南東の端(市境付近)にあり、3つの大学からは数km離れています。
A地区の学生は一人暮らしが多く、中食・外食に頼りがちで野菜摂取量が少ないという特徴があります。
「食物へのアクセス」と「情報へのアクセス」を、この生活スタイルに合う形で統合する取組を選びます。
【選択肢別解説】
1:× 店内のポスター掲示は、情報へのアクセスを高めるだけの取組です。
野菜を使った商品を増やすなど、食物へのアクセスの整備が伴っていません。
2:× 直売所の開設と350 gの実物展示は、食物と情報の両方に働きかけています。
しかし地図では駅が大学から数km離れており、学生がふだん利用する場所とはいえません。
また生の野菜の販売は、自炊の少ない学生の生活に合いにくい方法です。
さらに特設コーナーでの一時的な取組で、継続性にも欠けます。
3:○ 学生がふだん利用する大学食堂や外食店で、B地区産の野菜たっぷりメニューを提供します。
これは学生の食行動に合った食物へのアクセスの改善です。
あわせて簡単レシピ集を配布することで、情報へのアクセスも高めます。
月替わりで継続的に行う点も、行動の定着に有効です。
4:× 七夕祭りでの講話と無料配布は、1回限りのイベントです。
配布されるのが生の野菜なので、中食・外食中心の学生の食生活改善には結びつきにくくなります。
【ポイント】
食環境整備では、対象者が日常的に利用する場で、健康的な食物と情報を同時に提供することが効果的です。
地域の生産者や飲食店などの多様な主体と連携して、継続的な仕組みを作ります。